● CDT Audio Audiophile Speaker Systems
◆StageFrontテクノロジー◆
StageFrontテクノロジーのUpstageシステムは、StageFrontの技術者たちがどのような車両でも素晴らしいライブ演奏を味わえるように考え、開発した製品です。
■ライブコンサートの気分
StageFrontテクノロジーの真価はすぐにわかります。直近前方のダッシュボード上に継ぎ目のないサウンドステージが生まれ、声と楽器が魔法のように鮮明に響くのです。そこで味わうのは、ライブコンサートに出かけたのとほとんど変わらない音楽体験です。それはまるで、あなたがコンサート会場最前列に座っているかのように、ミュージシャンと音源とが目の前に並んでいるかのような感覚です。これほどの効果を生み出すのに利用している心理音響作用を紹介しましょう。
■フロントの高周波数
高い周波数域のみを車両前部に段階的に移行させることで、サウンドイメージを通常よりも車両前方に移動させています。これはフロントガラスを仮想のグラウンドプレーン(ground plane)として利用し、高周波に角度を持たせて内側に送り出すためです(クロスファイヤ)。従来のスピーカー配置理論にはまったくない考え方ですが、StageFrontテクノロジーのイメージ形成効果は実現できるシステムはほかにありません。
■ドアからの高音を少なく
システムのすべてのドアスピーカーは、高域のカットオフ周波数を慎重に引き下げ、そこまでの範囲では既存のドアスピーカー(通常は2ウェイ)がほぼフラットな出力を放射するような成形とブレンドになっています。高域の周波数は一般に指向性があり、“クロスファイヤ”するようにダッシュボードに取り付けたStageFrontのスーパーツイーターが作り出す、角度を持った拡散パターンと干渉する可能性があるからです。こうした慎重な成形および混合プロセスによって、車両前部で局所的な残響音が発生するのを防ぐことによって、ダッシュボードのツイーターが透明感のあるサウンドを生み出すことが可能になります。汎用性を持つStageFrontのブレンドフィルターモジュールを使用しないかぎり、ツイーターを追加すると、StageFrontが前方に作り出す自然で透明感のあるサウンドは崩れてしまいます。CDTが行った徹底的なリスニング試験でもこの結論は裏づけられました。StageFrontテクノロジーの効果は、かすかに感じられる、といったものではないのです。
■反射によるクロスファイヤ
Upstageシステムでは、ダッシュボードまたはAピラーに取り付けたクロスファイヤツイーターが最高音域の周波数のみを扱います。そしてこのツイーターがフロントガラス表面を利用して、きわめて鮮明で透明感のある音場を作り上げます。そのサウンドイメージは、まるでフロントガラスの向こうに素晴らしい音源があるかのようです。StageFrontテクノロジーでは、どのような音源であっても仮想または実際のツイーターの位置によって音源の見かけの位置が決まるようなことはありません。これは優秀なスピーカーを適切に設置した場合に共通する特徴です。StageFrontテクノロジーはサウンドに広い奥行きと鮮明さをもたらし、どのような車両でもまさにステージの目の前にいるかのような理想的なサウンドイメージを作り出します。
Upstageシステムの素晴らしい長所の1つに、すでに設置済みのスピーカー、クロスオーバー、システム部品のどれ1つとして取り外して捨てる必要がない、という点があります。Upstageシステムをただ追加するだけで、既存のシステムを改良、強化できるのです。
このシステムを追加すれば、正確で、リアルなエキサイティングサウンドを感じることができるはずです。
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